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2025.05.23
天然芝は、庭や公園、スポーツフィールドなどで広く使われる自然素材です。その鮮やかな緑と柔らかな感触は、空間に癒しと活気を与えます。このコラムでは、天然芝の特徴、種類、そして育つために必要な条件について、初心者にもわかりやすく解説します。
目次
1. 天然芝の特徴
天然芝は、自然の芝草で作られた芝生のことで、人工芝とは異なり自然の植物です。その最大の魅力は、自然がもたらす美しさと心地よさです。鮮やかな緑色は視覚的に癒しを与え、裸足で歩くと柔らかく弾力のある感触が楽しめます。天然芝は空気を浄化し、夏場の表面温度を下げる効果があり、コンクリートや人工素材に比べて涼しい環境を提供します。また、土壌の保水力を高め、雨水の流出を抑えるため、環境にも優しい素材です。
一方で、天然芝は定期的なメンテナンスが必要です。水やり、刈り込み、肥料の施用、雑草や害虫の管理が欠かせません。この手間は、芝生を育てる喜びにもつながりますが、忙しい人には負担になる場合も。季節に応じたケアを行うことで、芝生は健康で美しく育ち、長期間その魅力を保ちます。天然芝は、見た目だけでなく、環境や健康にも良い影響を与える、まさに「生きる素材」です。

Photo by Tarun Sri Vathsan on Unsplash
2.天然芝の種類
天然芝には、用途や気候に適したさまざまな種類があります。主に、寒冷地に適した「寒地型」と、温暖な地域に適した「暖地型」に分けられます。
①西洋芝(寒地型)
寒冷地や四季のある地域でよく使われる芝生で、冬の低温にも耐えられます。代表的な種類には、ケンタッキーブルーグラスやフェスク類があります。ケンタッキーブルーグラスは、濃い緑色と細かい葉が特徴で、庭や公園に適しています。フェスク類は、耐陰性が高く、日陰の場所でも育ちやすいのが特徴です。これらは耐久性があり、踏みつけにも強いため、家庭の庭やスポーツフィールドで人気です。
②西洋芝(暖地型)
温暖な地域や夏の暑さに強い芝生で、代表的なものにバミューダグラスやセントオーガスティンがあります。バミューダグラスは、成長が早く、耐乾性が高いため、ゴルフ場やサッカー場でよく使われます。一方、セントオーガスティンは、柔らかい葉と耐陰性が特徴で、庭や装飾用の芝生に適しています。
③日本芝(暖地型)
日本芝は、日本の気候に適応した芝生で、特に高麗芝や野芝が代表的です。高麗芝は、濃緑色で葉が細かく、ゴルフ場のフェアウェイやグリーンにも利用されています。耐暑性や耐病性が高く、メンテナンスが比較的容易なため、家庭や公共施設で広く使用されます。野芝は、より葉が固く、耐踏圧性に優れるため、公園や運動場に適しています。
用途や地域の気候に応じて適切な種類を選ぶことが重要です。例えば、スポーツ用途なら耐久性の高い種類、庭の美観を重視するなら見た目の良い種類を選ぶとよいでしょう。

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3.天然芝が育つ条件
天然芝を美しく育てるには、適切な環境と管理が必要です。まず、土壌は水はけが良い環境であること。また日照も重要な要素です。多くの芝生は1日4~6時間以上の直射日光を必要とします。日照条件に応じて芝生の種類を選ぶことが成功の鍵です。
水やりは、芝生の成長段階で異なります。新しく植えた芝生は、根が定着するまで適時水やりが必要です。定着後は、週1~2回の深い水やりが推奨され、土の乾燥具合を確認しながら調整します。過度な水やりは根腐れを引き起こすため注意が必要です。また、芝生の種類に応じて定期的な刈り込みや肥料の施用を行うことで、芝生は健康に育ちます。雑草や害虫の管理も怠らず、必要に応じて対策を施しましょう。

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4.まとめ
今回のコラムでは、天然芝の基本的な特徴を初心者の方にもわかりやすくご紹介しました。次回は、天然芝を育てる上で知っておきたい「ちょっと大変な部分」やその対処法について、リアルな視点で掘り下げていきます。
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