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2026.08.09

人工芝の下地づくり完全ガイド|土・砂利・コンクリート別の作り方と水はけ対策
人工芝の下地づくり完全ガイド

人工芝の仕上がりは、実は「芝の値段」よりも下地で決まります。同じ芝キングターフ30mmを敷いても、下地が甘ければ数か月で凹凸が出たり、雨のたびに水たまりができたり、継ぎ目が浮いたりします。逆に下地さえ丁寧に作れば、10年たっても平らで水はけの良い庭が保てます。

2026年8月現在、夏の強い日差しと突然のゲリラ豪雨が交互にやってくる時期。この時期に施工を検討している方から「土のままで敷いていい?」「砂利の上はどうするの?」「コンクリートに直接貼れる?」というご相談が急増しています。この記事では、年間1,000件超を施工する芝キングが、下地の種類別の正しい作り方・水はけ対策・実際にかかる費用までまとめて解説します。

なぜ人工芝は「下地が9割」なのか

人工芝そのものは、工場で作られた均一な製品です。ロットによる品質差はほとんどありません。つまり施工後の差を生むのは、ほぼすべてが下地工程です。

下地が悪いと起きる3大トラブル

  • 不陸(ふりく)=デコボコ:土の締め固めが不十分だと、人が歩く場所だけ沈み、波打った芝面になります。一度沈むと上から直すことはできず、剥がしてやり直しになります。
  • 水たまり・排水不良:人工芝には透水穴がありますが、下の土が水を通さなければ水は行き場を失います。夏の豪雨後に何日も乾かない庭は、下地に原因があります。
  • 継ぎ目の浮き・めくれ:下地が柔らかい・砂利が動くと、U字釘が効かず端部から浮いてきます。夏場は熱膨張も重なるため、下地の固さがそのまま耐久性になります。
芝キング 透水穴の仕組み(水はけ)

芝キングの人工芝は全面に透水穴を設けていますが、これは「下地が水を受け止められること」が前提の設計です。芝の性能を引き出すためにも下地整備は欠かせません。詳しい製品仕様は人工芝の商品ページをご覧ください。

下地づくりの基本5ステップ

どんな庭でも、基本の流れは共通です。

STEP1:除草・不要物の撤去

雑草は根ごと除去します。地上部だけ刈っても、根が残っていれば防草シートを突き破って再生する種類(スギナ・ドクダミ・チガヤなど)があります。植栽の株や大きな石、古いレンガ・タイルもこの段階で撤去します。

STEP2:整地・不陸調整(レベル出し)

スコップとレーキで高い所を削り、低い所を埋めます。このとき建物から外側へ向けて、10mにつき2〜3cm程度の勾配をつけるのが基本です。完全な水平は「水が動かない庭」になるため避けます。

STEP3:転圧(締め固め)

プレートコンパクターやタンパーで地面を叩き締めます。ここが最も差が出る工程です。転圧が甘いと後から必ず沈みます。芝キングでは、施工面積に応じてプレートで数回に分けて転圧し、必要に応じて真砂土や山砂で不陸を微調整します。

STEP4:防草シート敷設

転圧した地面に防草シートを敷きます。重ね代は10cm以上、端部は立ち上げ気味に、U字釘でしっかり固定します。防草シートは「雑草を防ぐ」だけでなく、下の土と人工芝を分離して芝の沈み込みを防ぐ役割もあります。

STEP5:人工芝敷設・固定・仕上げ

人工芝を仮敷きして毛の向きを揃え、継ぎ目をジョイントシートと専用ボンドで接合。周囲と継ぎ目をU字釘(約8本/㎡)で固定し、最後に珪砂を撒いてブラッシングすれば完成です。詳しい工程は施工の流れで写真つきに紹介しています。

【下地の種類別】正しい作り方と注意点

現場の状態によって、必要な作業量も費用も変わります。芝キングの実際の対応を種類別に整理します。

下地の状態 必要な作業 下地調整・土壌改良費(㎡・税抜、目安)
土(一般的な庭・状態良好) 除草・整地・転圧 650円のことも
土(標準) 除草・整地・不陸調整・転圧 1,000円
水たまりが少しできる庭 勾配づくり・土壌改良を追加 1,500円(1.5倍)
天然芝が張ってある庭 芝の剥ぎ取り・根の除去・残土整理・転圧 2,000円(2倍)
砂利敷きの庭 砂入れが必要。写真送付のうえ要相談 現地確認で確定
コンクリート・土間 清掃・ボンド接着施工(釘なし) 現地確認で確定

※上記の金額は目安です。実際の費用はお庭の状態・面積・地域により変動します。正確な金額は無料の現地調査・LINE見積もりでご確認ください。

土の庭:もっとも標準的だが「転圧」で差がつく

日本の住宅の庭でいちばん多いのが土の下地です。作業量としては標準的ですが、雨後に土が締まっていない状態で転圧すると後から沈むため、乾き具合を見て作業タイミングを決めます。8月は日中の乾燥が早いので、朝のうちに整地して午後に転圧、という段取りが取りやすい時期です。

天然芝の庭:下地調整費は2倍になる

天然芝からの張り替えは、芝生の層(ソッド)と根を厚さ数cm分すべて剥ぎ取る必要があります。残った根が腐ると下地が痩せて凹むためです。剥ぎ取った土の処分も発生します。この作業量を反映して、芝キングでは天然芝の庭の下地調整費は通常の2倍=2,000円/㎡(税抜)としています。曖昧に安く見せて後から追加請求する、ということはしません。

砂利の庭:そのまま敷くのはNG

「砂利があるから水はけは大丈夫」と思われがちですが、砂利の上に直接人工芝を敷くのはおすすめできません。最大の理由は、砂利のとがった角で防草シートが破れてしまうことです。防草シートが破れると、その破れ目から雑草が突き抜けて生えてきて、せっかくの人工芝が数年で雑草だらけになってしまいます。加えて石の角で踏み心地もゴツゴツし、U字釘も十分に効きません。
そのため芝キングでは、砂利を撤去するか、砂利を覆う高さまで砂・真砂土を入れて平らな下地を作り直したうえで防草シートを敷きます。砂利の粒径や厚みで作業量が変わるため、施工不可ではありませんが、まず写真を送っていただいての相談をお願いしています。

コンクリート:釘が打てないのでボンド接着

駐車場跡やベランダ、土間コンクリートにはU字釘を使わずボンド接着で施工します。事前に高圧洗浄などで清掃し、油分・粉塵を落としてから接着するのがポイント。既存の水勾配と排水溝が生きていれば、そのまま水はけは確保できます。逆に水が溜まる土間の場合は、部分的に下地処理が必要になります。

夏の下地づくりで特に重要な「水はけ設計」

8月はゲリラ豪雨の季節。1時間に50mmを超えるような雨に対して、庭の排水が追いつくかどうかは下地で決まります。

水はけを確保する3つの考え方

  • 勾配をつける:もっとも基本かつ効果的。建物基礎から離れる方向へ、水を流す道筋を作ります。
  • 透水層をつくる:粘土質で水を通しにくい土の場合、表層を砕石・山砂などに置き換えて水を横に逃がします。これが「土壌改良」にあたる作業です。
  • 排水先を確保する:既存の側溝・雨水枡へ水が到達するルートを確保します。人工芝を敷いた後で枡が埋まってしまわないよう、事前に位置を確認します。

「今も雨のあと少し水が残る」という庭は、下地調整費が1.5倍(1,500円/㎡・税抜)になる代わりに、施工後は見違えるほど乾きが早くなります。人工芝そのものは水を溜めないため、下地を整えれば天然芝の庭より水はけが良くなるケースも珍しくありません。実際の改善例は施工実績でご確認いただけます。

下地の材料費・作業費はいくら?芝キングの実単価

芝キングの見積書は、品目×数量の積み上げ式(ジョブカン発行)で全内訳を明示します。下地まわりで計上される項目は次のとおりです(すべて税抜)。

品目 単価 役割
下地調整・土壌改良費 1,000円/㎡(良好なら650円、水たまり1,500円、天然芝2,000円) 除草・整地・不陸調整・転圧
防草シート 605円/㎡ 雑草抑制・土と芝の分離
U字釘 39円/本 × 約8本/㎡ シート・芝の固定
副資材(ボンド・ジョイントシート) 473円/㎡ 継ぎ目の接合
仕上げ用珪砂 550円/㎡ 芝の起立保持・重しによる安定
設置作業 定価3,000円/㎡(SNS投稿キャンペーンで半額1,500円)/撤去込み設置3,500円/㎡ 敷設・固定・仕上げ
古い人工芝の撤去・廃棄 3,000円/㎡ 既存芝の剥がし・処分
植栽伐根/残土処分/レンガ・タイル撤去 48,000〜70,000円/35,000円前後/24,000〜35,000円 いずれも現地確認で確定

※上記の金額は目安です。実際の費用はお庭の状態・面積・地域により変動します。正確な金額は無料の現地調査・LINE見積もりでご確認ください。

これらに交通費(5,500円×2、遠方は10,000円×2の実例あり)と諸経費(品目合計の10%)が加わり、最後に消費税がかかります。芝キングターフ30mm(4,730円/㎡)を使った標準的な施工の税込総額目安は、10㎡で約124,300円〜142,400円、20㎡で約235,200円〜271,500円、30㎡で約346,200円〜400,600円、50㎡で約568,100円〜658,800円(SNSキャンペーン適用〜通常価格)です。とろけるECO芝35mm(3,520円/㎡)なら1〜2割安く、45mmプレミアム(7,480円/㎡)は2割強高くなります。面積別のもっと詳しい内訳は人工芝の施工費用シミュレーション記事をご覧ください。

なお10年保証の対象は芝キングターフ30mm・45mmで、とろけるECO芝35mmは保証対象外です。長く使う庭なら、下地をしっかり作ったうえで保証対象グレードを選ぶのが結果的にコストパフォーマンスに優れます。

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DIYで下地を作るときのチェックリスト

ご自身で挑戦する方も、次のポイントを押さえれば失敗が大きく減ります。

  • 雑草は根まで除去する(地上部だけ刈らない)
  • 10mで2〜3cmの勾配をつけ、建物側を高くする
  • 転圧は「一度に厚く」ではなく「薄く撒いて数回」
  • 防草シートは重ね代10cm以上、端部は必ず釘留め
  • 人工芝の毛の向きを全ロール揃える(向きが違うと色が違って見える)
  • 継ぎ目は隙間ゼロではなく、毛を噛ませて縫うように合わせる
  • 珪砂は少しずつ撒いてブラッシングを繰り返す

芝キングでは材料のみの販売にも対応しており、名古屋市港区の倉庫でお受け取りいただければ送料無料です。工具の使い方や必要数量の相談はDIYサポートをご活用ください。「下地だけプロに任せて、敷設は自分で」というご相談も歓迎です。

よくある質問(FAQ)

Q. 土の上に防草シートだけ敷いて、その上に人工芝を敷けば下地はOK?

A. おすすめできません。防草シートは雑草対策であって、地面を平らに保つ機能はありません。転圧と不陸調整を省くと、半年〜1年で歩行導線が沈み、波打った芝面になります。順序としては「除草→整地→転圧→防草シート→人工芝」が正解です。

Q. 砂利の庭ですが、砂利を撤去せずに敷けますか?

A. そのままでは敷けません。砂利の角で防草シートが破れ、その破れ目から雑草が生えてくるためです。芝キングでは砂利を撤去するか、砂を入れて表面を平らに均してから防草シートを敷き直します。砂利の粒径・厚み・下の状態によって作業量が変わるため、まず庭の写真をLINEでお送りいただき、状態を確認したうえでご案内しています。

Q. コンクリートの上に人工芝を敷くと蒸れませんか?

A. 芝キングの人工芝は透水穴があるため水は下へ抜けます。既存の水勾配と排水口が生きていれば、通常は問題ありません。逆に水が溜まる土間の場合は、排水経路の確保を含めた下地処理を提案します。コンクリート面はU字釘が打てないため、ボンド接着で全面固定します。

Q. 天然芝から張り替えたいのですが、費用はどれくらい変わりますか?

A. 下地調整・土壌改良費が通常の1,000円/㎡から2倍の2,000円/㎡(税抜)になります。加えて剥ぎ取った土の量が多い場合は残土処分(35,000円前後)が発生することがあります。いずれも現地確認またはお写真での確認後、見積書に品目として明記します。

Q. 真夏の8月でも下地工事はできますか?

A. できます。むしろ地面が乾いていて転圧が効きやすく、ボンドの硬化も早いため、下地づくりには適した季節です。ただしゲリラ豪雨の直後は土がぬかるみ転圧が効かないため、天候を見ながら工程を組みます。作業員の熱中症対策として朝早めの着手・こまめな休憩を取りますので、工程に多少の余裕を見ていただけると安心です。

Q. 最小の施工面積はありますか?

A. 芝キングの最小施工面積は10㎡です。10㎡未満のご依頼は公式LINEでご相談ください。全国30以上のFC拠点があり、拠点一覧から最寄りエリアの対応状況をご確認いただけます。そのほかの疑問はよくある質問にもまとめています。

まとめ

  • 人工芝の仕上がりと寿命は「下地」でほぼ決まる。転圧・不陸調整・勾配づくりが三本柱
  • 基本工程は「除草→整地→転圧→防草シート→敷設・固定・珪砂」の5ステップ
  • 下地調整・土壌改良費は1,000円/㎡(税抜)が標準。状態が良ければ650円、水たまりありは1.5倍の1,500円、天然芝は2倍の2,000円
  • 砂利の庭は砂入れが必要なため写真送付のうえ要相談。コンクリートはボンド接着施工(釘なし)で対応可能
  • 芝キングターフ30mm標準施工の税込総額目安は10㎡で約124,300円〜142,400円、30㎡で約346,200円〜400,600円
  • 10年保証の対象は芝キングターフ30mm・45mm。とろけるECO芝35mmは保証対象外
  • 最小施工面積は10㎡。見積書は品目×数量の積み上げ式で全内訳を明示します

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