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2026.08.10

「人工芝にすれば雑草とはお別れ」と思っていたのに、8月に入って芝の隙間や端からヒョロヒョロと草が伸びてきた——そんなご相談が、この時期の芝キングには毎日のように届きます。実は人工芝を敷いても雑草がゼロになるわけではありません。ただし、雑草が生える原因はほぼ決まっており、原因ごとに正しい対策を打てば「ほぼ生えない庭」は実現できます。真夏の今は雑草の成長がピークで、秋に種を落とす前の最後の勝負どころ。この記事では、人工芝に雑草が生える4つの侵入経路、防草シートの正しい施工、いま自分でできる駆除手順、そして施工にかかる費用の目安までをまとめて解説します。
そもそも人工芝の下で雑草はどこから生えてくるのか
人工芝の下から雑草が出てくるとき、その芽は「上から落ちた種」か「下に残った根」のどちらかに由来します。雑草の発芽には光・水・土(養分)の3つが必要で、このどれかを断つのが対策の基本。まずは侵入経路を4つに分解して整理しましょう。
| 侵入経路 | 起きる場所 | 主な原因 | 対策の方向性 |
| ①下地に残った根・地下茎 | 面全体 | 天然芝や雑草の根を残したまま施工 | 整地時に根まで鋤き取る |
| ②防草シートの隙間・重ね不足 | シートの継ぎ目 | 重ね幅が足りず光が地面に届く | 十分に重ね、ピンで確実に固定 |
| ③シートの破れ・穴 | 砂利下地・釘周り | 砂利の角がシートを突き破る | 砂利撤去または砂で平らな下地に |
| ④外周・端部からの侵入 | フェンス際・花壇際 | 端の処理が甘く、土と芝が接している | 端部までシートを立ち上げて処理 |
この4つのうち、DIY施工で圧倒的に多いのが②と③です。特に③は「なんとなく大丈夫そう」と判断して失敗するケースが多いので、次の章で詳しく説明します。
砂利の上にそのまま人工芝を敷いてはいけない本当の理由
「砂利敷きの庭なら水はけもいいし、その上に防草シートと人工芝を重ねればラクでは?」というご質問をよくいただきます。結論から言うと、これは雑草再発の典型パターンです。
理由は水はけではありません。砂利のとがった角が防草シートを突き破り、その破れ目から雑草が生えてくるからです。人が上を歩くたび、家具を置くたびに砂利は微妙に動き、鋭い角がシートを内側から削っていきます。施工直後はきれいでも、半年〜1年で点々と穴が開き、その穴から光と水が地面に届いて発芽する。しかも人工芝の下なので、生えてきても引き抜けず、芝を剥がさない限り手が出せません。
ですから砂利の庭では、次のどちらかが必要です。
- 砂利を撤去してから下地を作り直す(残土・砂利の処分が発生)
- 砂利を完全に覆う高さまで砂・真砂土を入れ、転圧して平らな下地を作る(砂入れが必要)
どちらも現地の砂利の量・粒径・厚みによって作業量が変わるため、芝キングでは砂利の庭は「施工不可」ではなく写真を送っていただいたうえで要相談としています。判断に迷ったら、まずは公式LINEにお庭の写真を送ってください。よくある質問でも下地に関するご相談を多く扱っています。

防草シートは「敷けばいい」ではない|雑草を止める3つの条件
1. 光を通さない状態を面で作る
防草シートの本質は遮光です。逆に言えば、わずかな隙間でも光が届けばそこだけ雑草が育ちます。継ぎ目は必ずしっかり重ね、風でめくれないようにピンで押さえます。壁際・フェンス際は「あと少し足りない」を絶対に作らないのがプロの鉄則です。
2. 下地を平らにしてから敷く
凸凹の上にシートを敷くと、浮いた部分に力が集中して破れます。整地・転圧して平らな面を作ってからシートを敷くことで、破れも仕上がりのムラも防げます。人工芝の仕上がりの美しさも、結局は下地の平坦さで決まります。施工の流れでも下地工程に最も時間をかけていることが分かります。
3. 根と地下茎を残さない
スギナ・チガヤ・ドクダミなどの地下茎を持つ雑草は、シートの下でも横に伸びて隙間を探し当てます。天然芝からの張り替えも同じで、根がマット状に残っていると下地が不安定になるうえ、腐って沈下します。芝キングで天然芝のお庭は下地調整費が通常の2倍になるのは、この根を確実に処理する手間を正直に見積もりに載せているためです。
上から生える雑草もある|表面に溜まる砂と落ち葉に注意
意外に見落とされがちなのが、人工芝の上に発生する雑草です。風で飛んできた種が、芝葉の間に溜まった砂ぼこり・落ち葉・砂の層に根を張って発芽します。特に夏から秋にかけては、メヒシバやカヤツリグサなど風媒の種が大量に飛ぶ季節。これはシートの不良ではなく、単なる堆積物の問題です。
対策はシンプルで、落ち葉やゴミをこまめに除去し、芝葉を立てておくこと。表面に「土になる材料」を溜めないだけで発生率は大きく下がります。もし生えてしまっても、上から生えた雑草は根が浅いので手で簡単に抜けます。抜いたあとにシートを傷つけていないか確認しておきましょう。
今すぐできる夏〜初秋の雑草リセット手順
8月は雑草が最も勢いよく育ち、9月以降に種を落とす前の駆除が翌年の発生量を左右します。既存の人工芝に草が出ている場合、以下の順で対処してください。
- 生えている草を根元から抜く(引きちぎらず、根ごとゆっくり引き抜く)
- 抜いた穴の周囲を確認し、シートが破れていれば補修用シートやテープで塞ぐ
- 芝葉の間の堆積物をデッキブラシと送風で除去(乾いた日に行うと効率的)
- 珪砂が減っている場合は補充し、芝葉を立て直す
- 端部・フェンス際を点検し、めくれや浮きがあれば固定し直す
なお、人工芝の上から除草剤を撒く方法は、芝の材質や近隣・ペットへの影響を考えると原則おすすめしません。真夏の作業は熱中症のリスクも高いため、朝夕の涼しい時間帯に短時間で行ってください。同じ場所から毎年繰り返し生える場合は、下地そのものに原因があるサインです。施工実績では、雑草だらけの庭を下地から作り直した事例も多数ご覧いただけます。
雑草対策込みで人工芝を施工する費用の目安
雑草を確実に止めるには、防草シートだけでなく整地・転圧といった下地工程がセットで必要です。芝キングの見積もりは品目×数量の積み上げ式で、以下の単価をそのまま明示しています(すべて税抜・㎡単価の目安です)。
| 品目 | 単価(税抜・目安) | 雑草対策としての役割 |
| 防草シート | 605円/㎡ | 遮光して発芽を止める中核部材 |
| 下地調整・土壌改良費 | 1,000円/㎡(状態が良ければ650円のことも/天然芝は2倍の2,000円/水たまりが少しできる場合は1.5倍の1,500円) | 根の除去・整地・転圧でシートの破れを防ぐ |
| 芝キングターフ30mm(標準・10年保証対象) | 4,730円/㎡ | 密度の高い芝葉で地面に光を通しにくい |
| U字釘 | 39円/本 × 約8本/㎡ | 端部の浮き・めくれからの侵入を防ぐ |
| 植栽伐根 | 48,000〜70,000円(現地確認で確定) | 再生してくる根株を撤去 |
| 残土処分 | 35,000円前後(現地確認で確定) | 根を含む表土の入れ替え |
これらを積み上げた総額の目安は、芝キングターフ30mm標準仕様で10㎡なら約124,300円〜142,400円(税込・目安)、20㎡で約235,200円〜271,500円(税込・目安)、30㎡で約346,200円〜400,600円(税込・目安)、50㎡で約568,100円〜658,800円(税込・目安)です(SNS投稿キャンペーン適用時〜通常価格の幅)。とろけるECO芝35mmなら1〜2割ほど安く、45mmプレミアムは2割強高くなるのが目安です。いずれもあくまで目安であり、下地の状態・伐根や残土処分の有無・搬入経路によって変動します。面積別のより詳しい内訳は人工芝の施工費用シミュレーション記事をご覧ください。
なお、最小施工面積は10㎡です。それ未満の小さなスペースは公式LINEでご相談ください。材料だけを購入してご自身で施工したい方向けのDIYサポートもご用意しています。
よくある質問
Q. 防草シートなしで人工芝だけ敷くのはダメですか?
おすすめしません。人工芝そのものにもある程度の遮光効果はありますが、透水穴や継ぎ目から光と水が届くため、地面に種や根が残っていれば必ず発芽します。生えてしまうと芝を剥がすまで抜けないので、シート込みで施工するのが結果的に一番安く済みます。
Q. コンクリートの上なら雑草は絶対に生えませんか?
コンクリート下地は雑草リスクが非常に低い環境です。ただし表面に砂ぼこりや落ち葉が溜まると、その堆積物に根を張るタイプの草が生えることはあります。コンクリート面は釘が打てないため、芝キングではボンド接着施工(釘なし)で対応しています。
Q. 天然芝から人工芝に張り替えれば雑草はなくなりますか?
下地処理を正しく行えばほぼなくなります。ただし天然芝の根はマット状に密集しており、これを残すと沈下や再発の原因になります。そのため天然芝のお庭は下地調整費が通常の2倍(2,000円/㎡・目安)となり、ここを省く業者には注意が必要です。
Q. 一度雑草が生えた人工芝は敷き直しが必要ですか?
数本が点在する程度なら、抜いてシートを補修すれば対応できます。面全体からまんべんなく生えてくる場合は、防草シートの敷き方や下地の処理そのものに問題があるため、部分的な剥がしと再施工をご提案することが多いです。古い人工芝の撤去・廃棄は3,000円/㎡(目安)で承っています。
Q. 見積もりはどこまで無料ですか?
現地調査・お見積もりはいずれも無料です。LINEでお庭の写真を送っていただければ、最短15分で概算をお返しします。全国30以上のFC拠点ネットワークで対応していますので、対応エリアは拠点一覧からご確認ください。
まとめ
- 人工芝の雑草は「下地の残根」「シートの隙間」「シートの破れ」「端部からの侵入」の4経路がほぼすべて
- 砂利の上にそのまま敷くと、砂利の角で防草シートが破れ、その破れ目から雑草が再発する。砂利は撤去するか、覆う高さまで砂・真砂土を入れて平らな下地を作る(要相談)
- 防草シートは「重ね幅・平らな下地・根の除去」の3条件が揃って初めて効果を発揮する
- 芝葉の間に溜まった砂や落ち葉から生える雑草は根が浅く、こまめな清掃で防げる
- 8月は雑草が種を落とす前の駆除タイミング。抜く→シート点検→堆積物除去→珪砂補充→端部点検の順で
- 費用は防草シート605円/㎡、下地調整1,000円/㎡(天然芝は2倍)などの積み上げ式。総額はあくまで目安で、現地の状態により変動します
- 10年保証の対象は芝キングターフ30mm・45mm。とろけるECO芝35mmは保証対象外です
商品ごとの芝丈や密度の違いは商品ページで比較できます。「毎年この時期だけ草が出る」という方は、下地に原因が潜んでいる可能性が高いので、まずは写真だけでもお送りください。