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2026.08.13

天然芝と人工芝を徹底比較|費用・手入れ・夏の温度で選ぶ庭の正解
天然芝と人工芝を徹底比較

2026年のお盆、連日の猛暑のなかで庭の芝刈りや水やりに追われている方も多いのではないでしょうか。8月は天然芝の成長がもっとも旺盛な時期で、週に1〜2回の芝刈り、朝夕の散水、病害虫のチェックまで重なります。「来年の夏はもう無理かもしれない」——この時期にそう感じて人工芝を検討し始める方が、芝キングにも一年でいちばん多くご相談をくださいます。

この記事では、天然芝と人工芝を「費用」「手入れの手間」「夏の温度」という3つの軸で正面から比較します。どちらにも向いている家庭・向いていない家庭があり、片方を一方的に持ち上げても意味がありません。そのうえで、天然芝から人工芝へ張り替えるときにいちばん見落とされやすい下地の話まで踏み込みます。なお金額はすべて現地の状態で変動する目安です。

まずは全体像:天然芝と人工芝の違いを一覧で比較

細かい話に入る前に、両者の性格の違いを俯瞰しておきましょう。以下は芝キングが年間1,000件超の施工現場で見てきた実感を含めた比較です(金額はいずれも税抜・目安)。

比較項目 天然芝 人工芝
初期費用 比較的安く始められる 初期はかかる(芝キングターフ30mmは4,730円/㎡・目安)
維持費・維持の手間 芝刈り機・肥料・目土・水道代が毎年発生 ほぼ不要(清掃と時々のブラッシング)
見た目の季節変化 冬は茶色く休眠、夏は青々 一年中同じ緑をキープ
夏の表面温度 蒸散作用で比較的上がりにくい 日なたでは高温になりやすい(対策が必要)
雑草 常に生える。除草が日常作業 防草シート施工で大幅に抑制
日照条件 日陰では育ちにくく、ハゲやすい 日陰でも問題なく美観を維持
耐用の考え方 手入れ次第で更新しながら長く使える 芝キングターフ30mm・45mmは10年保証の対象

ざっくり言えば、天然芝は「手間を払って本物の質感と涼しさを買う」選択、人工芝は「初期費用を払って手間と雑草からの自由を買う」選択です。どちらの通貨で払うかという話であり、無料の選択肢はありません。

比較軸①費用:初期費用だけで判断すると読み違える

天然芝は「毎年払い続ける」タイプの費用構造

天然芝の初期費用は確かに抑えられます。しかし芝生は生き物なので、張った日から維持費が発生し続けます。芝刈り機や刈った芝の処分、肥料・目土・除草剤、そして真夏は毎日の散水にともなう水道代。さらに時間という最大のコストがあります。8月の成長期に週1回1時間の芝刈りをすれば、シーズン中だけで十数時間。この時間を「趣味として楽しい」と感じられる方には天然芝が最適ですが、「休日が芝刈りで消える」と感じるなら費用計算の前提が変わります。

人工芝は初期集中型。だから内訳の透明性が重要

人工芝は逆に、初期にまとまった費用がかかり、その後の維持費がほぼゼロという構造です。芝キングでいちばん人気の芝キングターフ30mmは㎡単価4,730円(税抜・目安)で、10年保証の対象商品です。実際の見積もりはこれに下地調整・防草シート・珪砂・副資材・U字釘・設置作業・交通費・諸経費が積み上がります。参考として、30mm標準仕様・20㎡のお庭なら税込総額で約235,200円〜271,500円が目安(SNS投稿キャンペーン適用〜通常価格)です。ただしこれは下地の状態で上下しますので、面積別のより詳しい内訳は人工芝の費用シミュレーション記事をご覧ください。

大切なのは「一式いくら」ではなく品目ごとの積み上げで示されているかどうかです。芝キングの見積書はジョブカン発行で、品目×数量の全内訳を明示しています。ここが不透明な業者だと、あとから追加費用が出やすくなります。

10年スパンで並べてみる

天然芝は初期が軽く維持が重い、人工芝は初期が重く維持が軽い。この2本の線は年数が経つほど近づいていきます。何年で交差するかはお庭の面積・日照・ご家族の手入れ頻度によって変わるため一律には言えませんが、「毎年の芝刈りと除草に費やす時間もコストに含める」と考えると、人工芝の初期費用の見え方はかなり変わります。

比較軸②手入れ:年間カレンダーで手間の差を可視化する

費用よりも生活実感に直結するのが手入れの差です。1年間の作業を並べると違いが際立ちます。

時期 天然芝でやること 人工芝でやること
3〜4月 目土入れ・肥料・エアレーション・雑草の芽の除草 落ち葉や花粉の清掃
5〜6月 芝刈り開始(月2〜3回)・除草・病気の予防 梅雨の泥はねを軽く水で流す
7〜8月 週1〜2回の芝刈り・朝夕の散水・害虫対策・刈草処分 暑い日の打ち水、ブラッシングで毛を起こす
9〜10月 芝刈り継続・秋の施肥・雑草の抜き取り 落ち葉の清掃
11〜2月 休眠して茶色に。刈り込み・冬枯れの見た目対策 緑のまま。特別な作業なし

人工芝側の作業がほぼ「掃除」で完結しているのがポイントです。とはいえ人工芝もゼロメンテナンスではありません。人が歩く導線や家具の下は毛が寝てくるので、年に数回デッキブラシで毛並みを起こしてあげると見た目が長持ちします。実際の仕上がりの違いは施工実績ギャラリーで、施工前の天然芝や土のお庭と比較しながらご覧いただけます。

比較軸③夏の温度:天然芝が有利な唯一で最大のポイント

正直にお伝えすると、真夏の日なたでの表面温度は天然芝に軍配が上がります。天然芝は根から吸い上げた水を葉から蒸散させることで、打ち水を続けているような冷却効果を持っています。一方、人工芝は樹脂製なので日射を受けると表面温度が上がりやすく、猛暑日の日なたでは裸足で長く立つのがつらい温度になることもあります。

ただし、これは対策で相当に埋められる差です。芝キングの現場では次の組み合わせをおすすめしています。

  • 散水(打ち水):使う前にホースで水をかけると表面温度は一時的に下がります。透水穴のある人工芝なら水が下に抜けるため、水たまりになりにくいのが利点です。
  • 日よけ:シェードやパラソル、オーニングで直射を遮るのがもっとも効果的。日陰部分は温度上昇が明らかに抑えられます。
  • 芝丈と品質の選択:芝丈が長い45mmのプレミアム仕様はクッション性が高く、足裏が接する面積の感覚も変わります。用途に合わせた芝丈選びが重要です。
  • 使う時間帯を選ぶ:夕方以降は人工芝の温度が下がりやすく、天然芝より土や虫の心配がないため、夜のガーデン利用は人工芝のほうが快適という声も多くいただきます。
芝キング 透水穴の仕組み(水はけ)

逆に、天然芝は夏に強い反面「蚊や害虫が発生しやすい」「散水を1週間さぼると一気に傷む」「刈草の処分が重労働」といった夏特有の負担があります。涼しさだけを見て天然芝を選ぶと、8月の作業量に驚くことになります。

天然芝から人工芝へ張り替えるときの最重要ポイントは「下地」

ここが記事の核心です。天然芝のお庭を人工芝にする工事は、土や砂のお庭からの施工より手間がかかります。理由は3つあります。

1. 芝の根(ほふく茎)とサッチが残ると不具合の原因になる

天然芝は地表を横に走る茎と密な根の層をつくります。これを残したまま防草シートと人工芝をかぶせると、有機物が分解して沈み込み、施工後に地面がデコボコになったり、部分的に凹んで水がたまったりします。だから天然芝の剥ぎ取りは表面を削るだけでなく、根の層ごと確実に除去する必要があります。

2. 剥ぎ取った芝と土の処分が発生する

剥いだ芝と土は必ず余ります。残土処分は35,000円前後(目安・現地確認で確定)、庭木や低木を抜く場合の植栽伐根は48,000〜70,000円(目安・現地確認で確定)といった式項目が加わります。ここを見積もりに入れずに安く見せる業者には注意してください。

3. 下地調整費は天然芝の場合2倍が芝キングの基準

芝キングでは下地調整・土壌改良費を㎡あたり1,000円(税抜・目安、状態が良ければ650円になることもあります)としていますが、天然芝のお庭は作業量が明確に増えるため2倍の2,000円/㎡(税抜・目安)を基準としています。曖昧にせず最初から明示するのが、あとで揉めないための誠実な見積もりだと考えています。水たまりが少しできる程度のお庭は1.5倍の1,500円/㎡(目安)です。工程の全体像は施工の流れのページで確認できます。

砂利エリアが混在している場合は要相談

「天然芝+砂利」という外構はよくあります。この砂利部分をそのまま人工芝で覆うのはおすすめできません。砂利のとがった角で防草シートが破れ、その破れ目から雑草が生えてくるためです。水はけの問題ではなく、防草シートの破れ→雑草再発という因果が本質です。対処法は「砂利を撤去する」か「砂利を覆う高さまで砂・真砂土を入れて平らな下地をつくる」のどちらか。砂入れの量は現場ごとに違うので、砂利のあるお庭は施工不可ではありませんが、写真を送っていただいての要相談としています。

あなたはどちら向き?判断チェックリスト

天然芝が向いている方

  • 庭仕事そのものが趣味で、芝刈りや施肥を楽しめる
  • 日当たりが良く、風通しも確保できる庭である
  • 真夏の裸足の涼しさを最優先にしたい
  • 冬に茶色くなる季節変化も含めて自然を楽しみたい

人工芝が向いている方

  • 共働き・子育て中などで、週末を芝刈りに使いたくない
  • 雑草に毎年悩まされていて、根本的に減らしたい
  • 北側や建物の陰など、天然芝が育ちにくい日照条件
  • 一年中緑の見た目を保ちたい/来客の多い庭
  • お子さまやペットが泥だらけにならない庭にしたい

併用という第三の答え

「全面どちらか」に絞らなくても構いません。よく使う中央部だけ人工芝にして、周囲に花壇や植栽を残す、あるいは動線は人工芝、外周は砂利や化粧砂で仕上げるといった組み合わせは、見た目にも実用的にも優れています。人工芝と砂利を隣接させる場合は、境界に見切り材を入れて砂利が芝側に流れ込まないようにするのがコツです。プランのご相談はよくある質問もあわせてご確認ください。

よくある質問

Q. 天然芝を剥がさずに、その上から人工芝を敷けますか?

A. おすすめしません。芝の根とサッチ(枯れた有機物の層)が残ると、時間の経過とともに分解・沈下して地面がデコボコになります。凹んだ部分に水がたまりやすくなり、見た目もいっそう悪くなります。天然芝からの張り替えは、根の層まで確実に除去して平らな下地をつくることが前提です。だからこそ芝キングは天然芝のお庭の下地調整費を2倍(2,000円/㎡・税抜・目安)としています。

Q. 人工芝の寿命はどれくらいですか?天然芝より先に張り替えが必要になりませんか?

A. 人工芝の寿命は素材の耐候性と施工品質、そして日射条件で大きく変わります。芝キングでは芝キングターフ30mmと45mmを10年保証の対象としています(廉価版のとろけるECO芝35mmは保証対象外です)。天然芝も放置すれば数年で雑草に負けて張り替えが必要になりますので、「人工芝だけが有限」というわけではありません。

Q. 夏の暑さが不安です。人工芝はやめたほうがいいでしょうか?

A. 日なたの表面温度が上がりやすいのは事実ですが、シェードによる日よけ、使う前の打ち水、芝丈の選択、利用時間帯の工夫で実用上は十分に快適に使えます。逆に人工芝は泥・虫・雑草のストレスがほぼなく、夕方以降のBBQや子どもの水遊びでは天然芝より扱いやすいという評価をいただいています。ご不安な場合はサンプルを取り寄せて、実際の質感と厚みをご確認ください。

Q. 費用を抑えたいのですが、部分的な施工でも頼めますか?

A. 芝キングの最小施工面積は10㎡です。10㎡未満のご相談は公式LINEでの要相談としています。また、材料のみの販売にも対応しており、名古屋市港区の倉庫でお受け取りいただける場合は送料無料です。ご自身で施工される方向けの情報はDIYサポートにまとめています。

Q. 見積もりはどのくらいで出ますか?

A. 公式LINEでお庭の写真と面積の目安をお送りいただければ、最短15分・無料でお見積りをご返信します。より正確な金額が必要な場合は現地調査も無料で承ります。全国30以上のFC拠点があり、お近くの拠点は拠点一覧からご確認いただけます。

まとめ

  • 天然芝と人工芝の違いは「初期費用が軽く維持が重い」か「初期費用が重く維持が軽い」かという構造の違い。無料の選択肢はない
  • 費用は芝材だけでなく下地調整・防草シート・珪砂・副資材・作業費の積み上げで判断する。30mm標準は4,730円/㎡(税抜・目安)、20㎡なら税込約235,200円〜271,500円が目安で、詳細は費用シミュレーション記事を参照
  • 手入れの差は年間カレンダーで見ると明確。天然芝は夏場に週1〜2回の芝刈りと日々の散水が必要
  • 真夏の表面温度は天然芝が有利だが、日よけ・打ち水・芝丈選び・利用時間帯の工夫で実用差は縮められる
  • 天然芝から張り替える場合は根の層まで除去することが必須。芝キングでは天然芝のお庭の下地調整費を2倍(2,000円/㎡・税抜・目安)としている
  • 砂利エリアは砂利の角で防草シートが破れ、その破れ目から雑草が生えるため、撤去または砂入れで平らな下地をつくる必要があり要相談
  • 10年保証の対象は芝キングターフ30mm・45mm。とろけるECO芝35mmは保証対象外
  • 記載の金額はすべて現地の状態で変動する目安。まずは写真1枚からLINEでご相談ください

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