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2026.07.10

夏の強い日差しの中、せっかく施工した人工芝に素足で踏み出したら「熱っ!」と思わず飛びのいた経験はありませんか?人工芝は天然芝と違い、光合成による蒸散冷却効果がないため、直射日光に当たると表面温度が大きく上昇します。この記事では、人工芝の表面温度が実際にどこまで上がるのか、遮熱機能付き人工芝と通常品の違い、そして夏でも快適に使い続けるための対策を施工現場のデータをもとに徹底解説します。
人工芝の表面温度はどこまで上がる?実測データで検証
「人工芝は夏に熱い」という声は多いですが、実際の温度数値を把握している方は意外と少ないものです。年間1,000件超の施工実績を持つ芝キングが現場で計測したデータを含め、気温別・素材別の表面温度をまとめました。
| 条件 | 天然芝(目安) | 通常人工芝(PE/PP素材) | 遮熱加工人工芝(目安) |
|---|---|---|---|
| 気温30℃・直射日光 | 約35〜40℃ | 約55〜60℃ | 約45〜50℃ |
| 気温35℃・直射日光 | 約40〜45℃ | 約65〜70℃ | 約52〜58℃ |
| 気温38℃・炎天下 | 約42〜48℃ | 約70〜80℃ | 約55〜62℃ |
| 日陰(気温30℃) | 約30〜32℃ | 約31〜35℃ | 約31〜35℃ |
上表の通り、猛暑日(気温35℃以上)に直射日光が当たる環境では、通常の人工芝の表面温度は70〜80℃に達することもあります。これは素足で踏めるレベルをはるかに超えており、幼いお子様やペットにとっては特に注意が必要です。一方、遮熱加工を施した人工芝では、同条件でも10〜15℃程度の温度抑制効果が確認されています。完全に熱さがなくなるわけではありませんが、「触れない」から「短時間なら踏める」レベルへの大幅な改善が期待できます。
なぜ人工芝は熱くなるのか?素材と構造から理解する
人工芝の発熱メカニズムを理解することで、適切な対策を選びやすくなります。主な要因は3つです。
① 素材の熱吸収率
一般的な人工芝の原糸はポリエチレン(PE)やポリプロピレン(PP)が主流です。これらの素材は太陽光の赤外線(熱線)を吸収しやすく、特に緑色の人工芝は可視光線の吸収率が高いという特性があります。天然芝であれば葉面から水分が蒸発(蒸散)する際に気化熱で冷却されますが、人工芝にはこの機能がないため熱が蓄積します。
② 充填材(珪砂)の蓄熱
人工芝のパイル(毛)の間には珪砂(けいしゃ)と呼ばれる充填材が敷き詰められています。珪砂は熱容量が大きく、日中に吸収した熱を長時間保持する性質があります。午後2〜4時の最高気温時だけでなく、日没後も地表近くがしばらく熱い状態が続くのはこのためです。
③ 下地の素材と通気性
コンクリートやアスファルトの上に施工した場合、下地自体の蓄熱が人工芝へ熱を伝えます。一方、土の上にDIYで施工する場合でも、防草シートや基盤の種類によって温度差が生じることがあります。
遮熱人工芝の種類と選び方|通常品との違いを比較
遮熱機能付きの人工芝はいくつかのタイプがあり、それぞれ仕組みが異なります。実際の施工事例では、用途や設置場所に応じた選択が重要です。

| タイプ | 遮熱の仕組み | 温度低減効果(目安) | 主な用途 |
|---|---|---|---|
| 遮熱塗料加工タイプ | 原糸に遮熱塗料をコーティング。赤外線を反射 | ▲10〜15℃ | 住宅庭・幼稚園・保育園 |
| ECO素材(リサイクル)タイプ | 熱を吸収しにくいリサイクル素材を使用 | ▲5〜10℃ | 住宅庭・テラス |
| パイル中空構造タイプ | 原糸を中空にして蓄熱量を低減 | ▲5〜8℃ | スポーツ施設・公共スペース |
| 充填材なし(ノンフィル)タイプ | 珪砂を使わず通気性を確保 | ▲5〜12℃ | ベランダ・デッキ・子ども遊び場 |
芝キングのオリジナル商品「とろけるECO芝35mm」は、環境に配慮したリサイクル素材を採用しており、通常の人工芝と比べて蓄熱量が少ない特性があります。また、パイルが柔らかく素足感覚が優れているため、お子様が遊ぶ庭や裸足でくつろぐテラスにも好評です。商品ラインナップの詳細はこちらでご確認いただけます。

遮熱対策に効果的な5つの方法|施工現場のノウハウを公開
年間1,000件超の施工現場で得たノウハウから、遮熱に効果的な対策を5つ紹介します。どれも既存の人工芝に後から追加できるものもあります。
① 打ち水(散水)で即効冷却
最もシンプルで即効性のある方法が散水です。ホースで水をかけると、水の気化熱により芝の表面温度が20〜30℃程度下がることがあります。ただし、効果は15〜30分程度で元に戻るため、使用前の一時的な対策として活用しましょう。散水で芝が濡れても滑りやすくなるわけではなく(透水穴が水を逃がします)、安全に使用できます。
② ミストシャワーの設置
お庭や軒下にミストシャワーを設置すると、使用中も継続的に冷却効果が得られます。初期費用は3〜8万円程度(DIY設置含む)ですが、夏のリピート使用を考えると費用対効果が高いと施工事例からも好評を得ています。
③ シェード・タープの設置
物理的に日光を遮るシェードやタープは、遮熱効果が最も高い方法の一つです。日陰環境では人工芝の表面温度が気温とほぼ同じ水準になるため、素足でも快適に使用できます。施工実績ではウッドデッキとシェードを組み合わせた事例が人気です。
④ 遮熱充填材の使用
既存の人工芝のパイル間に遮熱効果のある充填材(ゴムチップや遮熱砂)を追加することで、10℃前後の温度低減が期待できます。施工後のアップグレードとして検討できますが、専門業者への依頼が安心です。
⑤ 新規施工時の素材・工法選択
これから人工芝を施工する方には、最初から遮熱タイプを選ぶことが最も効果的な対策です。施工の流れでは、見積もり時に設置環境(日照時間・使用目的)をヒアリングし、最適な製品を提案しています。
素材・芝丈別の遮熱性能比較|芝キング製品で見るポイント
実際の施工事例では、芝丈が長いほどパイルが重なり合って日光が充填材まで届きにくくなる傾向があります。一般的に芝丈35mm以上の製品は、30mm以下と比べて地面への熱伝達がやや少なくなります。

芝キングのオリジナル人工芝はすべて高耐候性素材を採用しており、紫外線による劣化を抑えながら美しい緑を保ちます。夏の強い紫外線環境でも色あせしにくい素材設計です。また、業界では珍しい10年保証を提供しており、長期使用を前提とした品質基準を満たしています。
| 製品 | 芝丈 | 素材特性 | 夏の使用感 | おすすめシーン |
|---|---|---|---|---|
| リアル人工芝45mm相当 | 45mm | ソフトPE(高密度) | パイルが長いため地面への熱伝達が少なめ | 子ども遊び場・リビング庭 |
| リアル人工芝30mm(人気) | 30mm | PE/PPブレンド | 標準。日陰・散水対策を推奨 | 庭全般・テラス |
| とろけるECO芝35mm | 35mm | リサイクルECO素材 | 蓄熱が少なく比較的快適 | 素足使用・環境配慮型 |
| リアル人工芝25mm(入門) | 25mm | PE素材 | 地面への熱が伝わりやすいため日陰推奨 | ベランダ・小スペース |
よくある質問
Q1. 人工芝が熱いのは欠陥品ですか?
A. いいえ、欠陥ではありません。人工芝の発熱は素材の性質上避けられない特性です。天然芝のような蒸散冷却機能がないため、直射日光下では高温になります。品質の問題ではなく、使用環境への適切な対策(散水・シェード・遮熱製品の選択)で快適に使用できます。詳しくはよくある質問もご参照ください。
Q2. 遮熱人工芝と通常の人工芝、価格差はどのくらいですか?
A. 遮熱加工タイプは通常品と比べて1㎡あたり500〜1,500円程度の価格差が生じることが多いです。10〜20㎡の標準的なお庭であれば5,000〜3万円の差ですが、夏の快適さや長期使用を考えると費用対効果は高いと考えられます。実際の費用は設置面積や施工内容により異なりますので、お見積もりでご確認ください。
Q3. 人工芝の熱さはいつが一番ピークですか?
A. 気温のピークより1〜2時間遅れた午後2〜4時頃が最も表面温度が高くなります。また、晴天が続いた翌日は前日の蓄熱が残るため、朝の時点でも通常より高温になる場合があります。お子様やペットを遊ばせる際は、午前中の早い時間か、夕方日没後1時間以上経過してから使用することをおすすめします。
Q4. DIYで施工した人工芝も遮熱対策できますか?
A. はい、可能です。DIY施工済みの人工芝でも、散水・シェード設置・ミストシャワーの追加などの対策は後から行えます。ただし遮熱充填材の追加や芝の張り替えは専門的な作業になるため、DIYサポートページをご参照いただくか、プロへのご相談をおすすめします。
まとめ|夏の人工芝を快適に使うためのポイント
- 通常の人工芝は炎天下で表面温度70〜80℃に達することがある
- 遮熱加工タイプは同条件で10〜15℃の温度低減効果が期待できる
- 日陰環境(シェード・タープ)が最も効果的な遮熱対策
- 散水(打ち水)は即効性があるが効果は一時的(15〜30分)
- お子様・ペットが利用する庭は遮熱タイプ+散水の組み合わせが理想
- 芝丈35mm以上・ECO素材タイプは蓄熱量が少なく夏向き
- 全国30以上の拠点からお近くの施工店が対応可能
夏の人工芝選びで迷ったら、まず無料見積もりでプロに相談することをおすすめします。設置環境や使用目的に合わせた最適な製品・施工プランをご提案します。